
北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を踏まえ、政府や富山県などは22日、日本海沿いの同県魚津市でミサイルの飛来を想定した住民避難訓練を実施した。情報伝達や避難手順の確認が狙いで、政府と自治体による同様の訓練は2018年以来4年ぶり。参加者は「実際に起きたらパニックになるのでは」などと感想を話した。
訓練は、仮想の「X国」からミサイルが飛んでくる恐れがあるとの想定。午前9時40分ごろ、防災行政無線のサイレンが鳴り、住民にミサイル発射の情報を伝達。第三セクター「あいの風とやま鉄道」魚津駅周辺では、利用者らが駅員やバス運転手の誘導に従い、足早に地下道に避難した。