西九州新幹線開業に向け、長崎県諫早市が諫早駅西口で整備を進めていた交通広場が完成。満開の花で新幹線利用客を迎えようと、地元の園児らが21日、広場内の植栽帯にサルビアを植えた。駅舎から見下ろすと、新幹線かもめが花でデザインされている。秋いっぱい楽しめるという。
西口交通広場(広さ約3200平方メートル)は今月16日に供用開始。観光バスやタクシー専用の乗降場、送迎用一般車両の乗降場、駐輪場などを備える。
開業を2日後に控えた21日は、市立北諫早幼稚園の園児約20人と県立諫早農業高の生徒約10人が記念樹のサルスベリなどを植栽。このうち、植栽帯(全長約70メートル)では園児が高校生に手伝ってもらいながら、赤いサルビア300ポットを丁寧に2列に植えていった。
植栽帯には既に白いニチニチソウ、オレンジのマリーゴールド、紫のトレニアが配置されており、最後のサルビアも入れて全体で新幹線かもめを表現している。参加した年長の佐々木蘭ちゃん(6)は「きれいな花が咲いてほしいと思いながら植えた。見た人が喜んでくれたらうれしい。新幹線に乗ったことがないので、乗ってみたい」と話した。