ご当地グルメ大盛況、埼玉・八潮に「朝市」定着へ 開始前から多くの来場客 名店登場、11月も開催予定

大人気だった市内農産物の販売=17日午前、八潮市大瀬

 埼玉県八潮市特産の小松菜やご当地グルメが集まる八潮朝市が17日、つくばエクスプレス八潮駅前の「やしお駅前公園」で行われた。午前10時の開始前から多くの来場者が、市内の絶品グルメを求めて訪れた。

 主催する市観光協会によると、八潮朝市は2017年から年2回ペースで行い、今回で11回目。新型コロナウイルスの影響で中止が続き、今年は3年ぶりの開催となる。朝市は7月にも実施した。

 今回の参加は15店舗。野菜をはじめ、和菓子、パン、スイーツ、ポテトチップスなど、市内の名店が一押しの商品を持ち寄った。農産物直売所の人気は、やはり特産の小松菜。店頭に並ぶと飛ぶように売れ、大盛況だった。同市中央の相沢安子さん(86)はレジ袋いっぱいに小松菜を入れ、「新鮮な野菜が買えてうれしい。次回の朝市も訪れたい」と話していた。

 会場では市キャラクター「ハッピーこまちゃん」撮影会やステージショー、スタンプラリーも実施され、親子連れらが秋の一日を満喫した。

 今年は11月にも朝市を開催予定で、市観光観光協会は「八潮の魅力度と知名度アップにつなげ、八潮に朝市を定着させたい」と話していた。

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