北~西日本は気温高く 東日本の太平洋側は秋晴れ少ない 気象庁1か月予報

 

気象庁は22日(木)、向こう1か月(9/24~10/23)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は、北・東・西日本で高く、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み。気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、東日本の太平洋側は向こう1か月の降水量が平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。

 1週目(9/24~9/30) 北~西日本は、かなりの高温が見込まれる。東日本の太平洋側は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少ない見通し。一方、北日本の日本海側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

 2週目(10/1~10/7) 北~西日本は、引き続き平年に比べて気温が高い見込み。

 3~4週目(10/8~10/21) 北~西日本は、引き続き高温傾向が見込まれる。東日本の太平洋側、西日本、沖縄・奄美は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

■広範囲に高温に関する情報

 北日本から九州北部(山口県を含む)にかけては、今後2週間、暖かい空気が流れ込みやすく気温の高い地方が多い見込み。特に、28日(水)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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