3事業場で150時間超 和歌山労働局が違法時間外確認

 和歌山労働局は、2021年度、県内61事業場で違法な時間外労働を確認し、是正や改善を指導したと発表した。3事業場で1カ月150時間を超える時間外労働を確認した。

 労働局は、時間外・休日労働が1カ月80時間を超える、または長時間の過重労働があるという情報を得た計157事業場を調査。その結果、126事業場で労働基準関係法令違反を認めた。

 このうち、違法な時間外労働があったと判断したのは61事業場。26事業場で1カ月80時間超の時間外労働をした労働者がおり、うち15事業場は100時間を、さらにこのうち3事業場では150時間を超えた。

 また、10事業場では賃金不払い残業があり、30事業場では過重労働による健康障害防止措置が実施されていなかった。

 和歌山労働局は、11月の「過重労働解消キャンペーン」中に、重点的な監督指導を予定している。

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