disguise、メディア・エンタメ業界向けクラウドソリューション「disguise Cloud」発表。リモートコラボを実現

disguiseは、メディア&エンターテイメント業界向けのクラウドソリューション「disguise Cloud」を発表した。リモートコラボレーションを実現するこのサービスは、クラウド対応の新しいアプリケーションスイートだ。一般的なビデオ再生はもちろん、3Dファイルを含む複雑なプロジェクトにも対応。クライアントと撮影現場のテクニカルオペレーターやディレクターをリモートでシームレスにつなぎ、シンプルかつスムーズなコラボレーションを実現するとしている。

disguise Cloudの「Starter」プランは無料で、3シート(ユーザー)まで利用可能。disguise Drive(10GBのストレージ)、disguise Designerソフトウェアへのアクセスを含む。

disguise クラウドソリューション責任者のNiall Thompson氏は次のようにコメントしている。

Thompson氏:私たちのゴールは、クリエイティブなプロセスをシンプルにし、アーティストが感動的なストーリーを創造できるようにすることです。J BalvinやGuns N' Rosesのようなアーティストのリアルタイムコンサートビジュアル、最大規模の映画スタジオやVFXスタジオ、Eurosport、MTV、ITVのライブ放送グラフィックスを活用してクリエイターを長年支援してきた経験から、我々は、リモートチームとの円滑な連携なしには挑戦的な制作が不可能であると考えています。

多くのリモートチームは、異なる企業のクラウドベースのツールを行き来し、その結果、ファイルの重複、複数の月額サブスクリプション、バラバラのワークフローが発生している。disguise Cloudでは、高解像度メディアの保存、プレビュー、レビュー、コンテンツのタグ付け、クラウド上のプロジェクトへのコメント投稿など、チームが必要とするアプリを1つのプラットフォームで提供することで、このプロセスを大幅に簡素化する。

disguise Cloudは、シンプルな操作でのタイムゾーンを越えたコラボレーションを実現するとともに、セキュリティーも充実している。パスフレーズによるプロテクション、多要素認証、有効期限付きリンク、およびウォーターマークのサポートにより、メディアファイルのより安全な共有を実現。この環境により、IPデータ漏洩を心配し対処する時間を減らし、クリエイティブなアイデアに集中する時間を増やすことにつなげるという。

disguise Cloudのプラットフォームは、統一されたdisguiseログインでアクセスでき、disguiseのすべてのクラウドサービスや、コンセプトからショータイムまでプロジェクトを視覚化/デザイン/シーケンスする究極のソフトウェア「disguise Designerソフトウェア」にワンクリックでアクセス可能。Cloud Loginは、セキュリティ強化のために多要素認証を標準装備しており、ユーザーは既存のソーシャルログイン認証を使ってdisguise Cloudにアクセスできる。

disguise Driveは画像、ビデオ、.fbx、glTF、.objなどの3Dファイルフォーマットをサポート。スマートフォルダを使用して、タイプ、最近追加したファイル、またはその他のカスタムパラメータによってファイルを数クリックで整理することが可能だ。

disguise CEOのFernando Küfer氏は次のようにコメントしている。

Küfer氏:この次世代ツールの統合により、クリエイティブチームが居住地域によらずコラボレーションできるようになり、新しいクライアントへのリーチを広げることで、M&E業界のためのコラボレーションの未来を切り開くことができる未来を目指します。私たちがクラウド戦略で導入しているさまざまなツールは、統合プラットフォームとしてのdisguiseの将来像を表現しています。

「disguise Cloud」サブスクリプション・プラン

  • Starter:$0/シート(1ドライブ、10GBストレージ、最大3ユーザー)
  • Pro:$49/シート/月(3ドライブ、100GBストレージ/アカウント、最大10ユーザー)
  • Studio:$99/シート/月(10ドライブ、1TBストレージ/アカウント、最大25ユーザー)

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