震災伝承施設「南三陸311メモリアル」内覧会 10月1日オープン

10月1日にオープンする宮城県南三陸町の震災伝承施設が報道陣に公開されました。

「南三陸311メモリアル」はさんさん商店街の隣りに建設された2階建ての施設で、建築家の隈研吾さんが設計しました。

東日本大震災を通して防災や減災について考えるきっかけを提供する施設として南三陸町が整備したもので、誰でも入場できる交流スペースと展望デッキ、有料展示スペースで構成されています。

ラーニングシアターは「町民の証言に耳を傾け、語り合い、考える」をテーマにしていて、町民の体験を元に自然災害に遭遇した際にどうやって命を守る行動をとるか学習するスペースになっています。

アートゾーンには被災地で感じた「悲惨な光景」や「命の尊厳」を表現したフランスの現代美術家の作品が展示されています。

【南三陸町観光協会及川吉則会長「自分ごととして震災を考える防災というものを考えることによって自分の身を守るということをしっかり学んでいただければと思います」

「南三陸311メモリアル」は10月1日にオープンします。

観光協会ではメモリアル、さんさん商店街、ポータルセンター、JR志津川駅で構成する道の駅「さんさん南三陸」で年間100万人の来場者を目指しています。

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