大雨被害の復旧などに204億円 宮城県が補正予算案を追加提出へ

7月の記録的な大雨で被災した施設の復旧費などとして、宮城県は204億円の補正予算案をまとめました。開会中の県議会に追加で提出します。

204億円の補正予算案のうち6割を超える133億円は、7月の記録的な大雨で決壊した名蓋川や出来川の堤防などの復旧にあてます。

名蓋川については遊水池を設けたり輪中堤をつくったりといった抜本的な対策を探るため1億円弱の調査費も別に計上しています。

他に農業施設の復旧に28億円、災害を防ぐなどの治山に8億円。被災農家を対象にした種苗や農薬などの購入支援に1億円余りをあてます。7月の記録的大雨の県内の被害額は248億円にのぼります。

政府は激甚災害への指定を閣議決定し、松島町については支援がより手厚い「局地激甚災害」に指定しています。

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