立憲民主党の泉健太代表は22日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次いで明らかになった山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)の辞任を要求した。「本当に説明をころころ変える。もう大臣としての資質がないと言わざるを得ない。辞任すべきだ」と述べた。
泉氏はまた、岸田文雄首相に対して「点検させてばれればしゃべるということを繰り返す大臣に対し、何の処分もしないのか。当然、任命責任がある」と批判。「何のための内閣改造だったのか。脱統一教会内閣と言うはずだったのに、統一教会依存内閣だった」と疑問を呈し、首相はこうした現状を放置しているとも指摘。首相と山際氏、それぞれに説明責任を求めて追及する構えを示した。
山際氏は20日の閣議後会見で、18年に開かれた教団本体が主催したイベントに出席したことを新たに認めるなど、自民党が調査結果を公表した後も教団側との接点が相次いで明らかになっている。泉氏は「もはや辞任を求める声は野党からの声ではなく、多くの国民から届いている声だ」と強調した。