『トップガン』アイスマン役が名シーン誕生秘話を語る! コシンスキー監督は「キルマーの演技力は衰えていない」と称賛!!

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“2022年最大のヒット作”と呼び声高い『トップガン マーヴェリック』に復帰した名優ヴァル・キルマー。咽頭がんの末に俳優としての復帰は難しいと言われていたが、アイスマン役のキルマーがマーヴェリック(トム・クルーズ)と再会する場面は、作中屈指の名シーンとして語られている。名シーン誕生秘話をキルマーとジョセフ・コシンスキー監督が語り、キルマーが初めてそのシーンを見たときの反応を監督が明かしているぞ!!

再会シーンは「トムとの長年の友情」があったから誕生した

本作にアイスマンとして出演したキルマーは、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューにEメールで回答し「『トップガン マーベリック』の物語を語る上で、何が一番良いのかをかなり話し合ったが、最終的にはうまくいったと思う。」と撮影を振り返った。さらに、トムと長年にわたって友人であることが「容易なコミュニケーションにつながった」と説明した。

コシンスキー監督が称賛「キルマーの演技力は衰えていない」

本作では、キルマー演じるアイスマンも喉に重い病状を抱えている設定で、彼とマーベリックが文面でコミュニケーションを交わすシーンを撮影された。このシーンは誰もが認める名シーンとなり、コシンスキー監督は「キルマーの演技力は衰えていない」と米The Hollywood Reporter誌に語った。「ヴァルは一言もしゃべらずに、多くの感情を伝えることができる。『ヒート』(1995年)での彼を見て、そのことに気づいたのを覚えているよ。たった一つの視線で、多くのことを語れるんだ。」と称えた。

コシンスキー監督「みんな緊張していたけど、ヴァルはとても感動してくれた」

コシンスキー監督は、キルマーに初めてマーヴェリックとアイスマンが再会するシーンを見せたときを振り返り、「みんな緊張していたけど、彼はとても喜んでくれた」と話した。

監督は「トムはあのシーンの形成から構築まで携わったんだ。だから、トムに出来上がったシーンを見せるということはなかった。彼はあのシーンに居合わせたわけだが、明らかに重要な役割を担っていた。でも、初めてヴァルに見せたときのことはよく覚えている。というのも、彼は映画の一部を観にやって来たからね。あの再会シーンは彼に見てもらいたいシーンだったし、彼に気に入ってもらいたかったから、みんな少し緊張していたよ。でも、彼の反応はとても素晴らしかった。彼はとても喜んでくれて、感動してくれたから、僕たちも本当に嬉しかった。もしかしたら、僕たちは正しいことをしたのかもしれないと思うことができたんだ。」と回想した。

日本での累計興行収入が126億円を突破した『トップガン マーヴェリック』は現在、前作『トップガン』4Kニューマスター版と『トップガン マーヴェリック』の連続上映中!また、11月2日(水)には『トップガン マーヴェリック』のUltra HD Blu-ray、Blu-ray、DVDの発売が決まっている。

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