埼玉県日高市高麗本郷の巾着田曼珠沙華公園で、500万本といわれるヒガンバナが見頃となり、鮮やかな紅の色で一帯を埋めている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020、21年は芽を刈り取り公開を中止してきたが、この秋は3年ぶりに来場者を迎えている。
高麗川沿いに広がる同公園のうち南側と東側を中心にした約3.4ヘクタールの群生地では、訪れた人が遊歩道沿いに散策し花を楽しんでいる。
宇都宮市の女性(74)は「20年ほど前にも来たことがあるが、素晴らしい。たくさんの赤で感激した」と話した。
市産業振興課によると見頃は25日ごろまでという。巾着田管理事務所はテレホンサービス(電話050.3490.0873)で開花状況などを知らせている。