2022年ワールドカップの開幕まで60日ほどとなった。
ここでは、2018年大会を怪我で欠場する危機にあったスターたちを振り返ってみる。
マヌエル・ノイアー(マヌエル・ノイアー)
今大会で日本に立ちふさがるであろう世界最高の守護神だが、4年前は出場が危機に瀕していた。
1年足らずの間に3度も中足骨を骨折して長期離脱し、2017年9月から2018年5月までプレーできず。
大会直前に復帰すると、レーフ監督は本大会でもゴールマウスを託した。
だが、チームは1勝2敗と屈辱的な結果で同国史上初のグループステージ敗退となっている(しかも最下位)。
ネイマール(ブラジル代表)
言わずと知れたブラジル代表の10番。かつては鉄人的な試合出場を続けていたが、2014年W杯以降は怪我に苦しむように…。
2018年2月のマルセイユ戦で中足骨を骨折した際には涙を流し、W杯は絶望的かと思われた。
そこでPSGでのシーズンは終わったが、大会直前の6月に実戦復帰。本大会では全5試合にフル出場して、2ゴール2アシストをマークした。
だが、チームは準々決勝で敗退したほか、ネイマールの“転がり”も世界的な話題に。
モハメド・サラー(エジプト代表)
リヴァプールに君臨するエジプト代表FW。
2018年5月末に行われたレアル・マドリーとのCL決勝でアクシデントに見舞われる。セルヒオ・ラモスに投げられるような形で肩を負傷して交代…ラモスには殺害予告が殺到する事態にもなった。
W杯出場が絶望視されたサラーだが、メンバー入り。第1戦は大事をとって欠場したが、第2戦と第3戦はフル出場して2試合連続ゴール。ただ、エジプトは3連敗で大会を去った。
なお、エジプトは今大会の最終予選でセネガルに敗れて予選敗退となっている。
セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表)
リオネル・メッシの親友としてアルゼンチン代表でともに戦ってきた盟友FW。
2018年4月に痛めていた膝の手術を決断し、直前に迫っていたW杯出場が不安視されることに…。
だが、復帰してメンバー入りを果たすと本大会で2ゴールを記録。ただ、3戦目以降はベンチスタートになり、敗退後にはホルヘ・サンパオリ監督を揶揄する発言で物議を醸した。
ハリー・ケイン(イングランド代表)
イングランド代表でキャプテンを任される世界屈指のストライカー。
4年前はトッテナムで24ゴールを決めており、サウスゲイト監督のもとでも6試合7ゴールと活躍を続けていた。
ただ、足首を立て続けに負傷したことで、2018年3月から1カ月ほど離脱。2017年11月の代表戦も膝の故障で欠場していたため、代表の舞台に復帰したのは大会直前の6月だった。
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だが、W杯本大会では6ゴールで得点王になる活躍を見せ、イングランドの準決勝進出に貢献してみせた。