「荒島岳」限定Tシャツも返礼品…福井県大野市がモンベル会員サイトでふるさと納税受け付け

返礼品となる荒島岳がデザインされた限定Tシャツ=福井県大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」

 福井県大野市はアウトドア用品大手「モンベル」が運営する会員向けのふるさと納税サイトで、同市へのふるさと納税の受け付けを始めた。返礼品には市の特産品など30品に加え、同市の道の駅「越前おおの荒島の郷」のモンベル店舗で限定販売している荒島岳をデザインしたTシャツを提供する。

 サイトは「モンベルフレンドエリアふるさと納税」で、100万人以上のモンベルクラブ会員を対象にしている。寄付すると寄付金額の5%分のモンベルポイントが付与される。

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 モンベルが指定するアウトドアに適した地域の中で、希望した全国約30自治体がサイトで募っており、県内では大野市が唯一で北陸3県では富山県立山町に次いで2番目となる。

 返礼品は大野市の米やソバ、日本酒など他のふるさと納税サイトで人気のある特産品30品のほか県内唯一の百名山「荒島岳」がデザインされた限定Tシャツを1万千円で提供。今後、同社が道の駅で行うアウトドア体験やカフェでの飲食に使える利用券をサイト限定で提供するなど、返礼品を順次、増やしていく。

 市の担当者は「アウトドアをきっかけに大野に興味を持ってもらい、実際に大野に来てもらえれば」と話している。

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