「遺族に対しては誠心誠意、説明を」保護者説明会会場で記者レポート中継=牧之原市・静岡県

保護者説明会が行われていた現場には伊豆川記者がいます。

<伊豆川洋輔記者>

説明会は午後3時頃からおよそ2時間にわたって体育館で開かれました。25分ほど前に前理事長の息子で新たに理事長に就任した増田多朗氏が体育館から出てきましたが、報道陣の声掛けにはこたえることなく、無言で立ち去りました。

現在、川崎幼稚園に在籍する園児167人のうち、92人は3つの保育園で一時的に受け入れられているということです。それ以外の75人の園児は自宅で過ごしたり、支援センターを利用している状況です。

きょうの保護者説明会で、園側は今後、転園を希望する保護者に対しては、個別に対応すると説明したということです。また、増田多朗新理事長は、川崎幼稚園を再開すべきかどうかについて、非常に厳しい意見があった一方で、幼稚園を再開してほしいという、保護者や園児からの要望も多数あったことなどから、安全対策を講じた上で再開すべきとの判断に至ったと説明しました。

一方で、亡くなった園児の遺族は事件直後、川崎幼稚園の廃園を求める意見を前理事長に伝えていました。こうした中で、10月3日に、園は再開する見通しとなったわけですが、園側は遺族に対して、誠心誠意、説明をしていきたいとしています。

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