静岡市は9月23日からオミクロン株に対応した新たなワクチンの接種を開始しました。ただ予約枠はそれほど埋まらず、市は接種の対象を拡大する方針です。
静岡市の集団接種会場です。静岡市で新たに接種が始まったのが、爆発的な感染拡大を引き起こしたオミクロン株に対応した新ワクチンです。
<静岡市 新型コロナウイルス感染症対策課 若月秀文課長>
「オミクロン株対応のワクチンは重症化予防と感染予防の二つの効果があると言われています」
このワクチンを打つことができたのは60歳以上など4回目接種の優先対象の人たちです。
<60代の男性>
「安心感は得られた。症状が重くならないとは言うものの、家族や職場に迷惑かけないよう感染せずに過ごしたい」
ただ、市民へ周知する時間が短かったことなどから、会場の予約枠はおよそ3割しか埋まりませんでした。そこで静岡市は対象の枠を拡大。1回目、2回目のワクチン接種を終えていて、最後の接種から5カ月が経過した12歳以上の人はすべて集団接種会場の予約ができます。
<静岡市 新型コロナウイルス感染症対策課 若月秀文課長>
「今後インフルエンザもはやると言われているので、それも見据えて早めに皆さんに打ってもらい感染拡大を防ぎたい」
10月1日以降は静岡市内の医療機関で12歳以上を対象としたファイザー社製の新ワクチンを接種できるということです。