台風15号が静岡県内に接近し、冠水被害などが出ている浜松市は9月23日、多くの地域に警戒レベル5の緊急安全確保を発表しました。
<山口駿平記者>
「道路は完全に冠水してしまっています」
台風15号の接近にともない、浜松市では9月23日夕方から激しく雨が降り、広い地域で冠水しました。浜松市は約70万人を対象に緊急安全確保を発令、避難所を46か所開設しました。浜松市内を流れる馬込川で越水が確認されていて、市や警察が被害の確認を急いでいます。
<避難者>
「きょうが初めて。いつもより水位が高くなってきたのでやばいなと思って」
「道が浸水していてのがちょっと怖かったですね。車が止まっちゃうかもな」
静岡県中部、西部を中心にあわせて14か所で記録的短時間大雨情報が出されました。
<和田啓記者>
「静岡駅のコンコースを見ると、在来線や新幹線が止まった影響で多くの人が運転再開を待ちわびている状況です」
JR東海によりますと、東海道新幹線は23日夕方から大雨のため運転見合わせが続いていて、午後10時すぎ、全線で23日の運転を中止したと発表しました。