オミクロン株対応新ワクチン、福井県内で接種スタート 「BA・5」にも一定の効果

オミクロン株に対応したワクチンの接種を受ける男性=9月23日、福井県福井市大和田2丁目のエルパプラス

 新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの福井県内での接種が9月23日夜、福井県福井市大和田2丁目のエルパプラスの県集団接種会場で始まった。初日の予約枠は全て埋まり、約100人が接種を受けた。各市町でも25日の福井市を皮切りに、10月上旬にかけて順次スタートする。

 新ワクチンは従来株とオミクロン株「BA・1」の2種類の成分を含む「2価ワクチン」。現在主流の「BA・5」にも一定の効果が見込まれる。60歳以上など4回目接種の対象者を優先し、その後2回接種を終えた12歳以上の全ての人に拡大する。

⇒コロナ第7波中の学校再開 学校祭準備で集団感染、広がる警戒感…それでも「学び止めない」

 基礎疾患があるという福井市の会社員女性(52)は「どうせなら新しいワクチンを打とうと、この日を待っていた」。越前市の男性(63)は「重症化予防につながるので安心できる」と話した。

 エルパプラスでの接種日程は毎週金曜日の午後6~9時と、毎週土曜日の午前9時~正午、午後2~5時、同6~7時半。予約はウェブと予約サポートセンター=電話0776(20)0798=で受け付けている。

© 株式会社福井新聞社