英国の人気コメディグループのメンバー すい臓がん克服 「生き残ったのは非常に幸運」早期発見、大手術で

英国の「モンティ・パイソン」シリーズで知られるエリック・アイドル(79)が、すい臓がんを克服したことを明かした。がんの中でも生存率が最も低いがんを早期発見できたことは「とても幸運」だったと感じているという。

非公表でがんの闘病生活を送っていたエリックは20日、音楽バラエティ番組『ザ・マスクド・シンガー』にハリネズミ姿で登場、その経験を『エンターテイメント・トゥナイト』でこう語っていた。

「それ全体の経験がとても『禅』だったね。すごく楽しかったよ。正直なところ私の人生を変えたんだ」「私はすい臓がんになったけど、生き残ったのは非常に幸運だった。早期に見つかってシダーズ(サイナイ医療センター)で大手術を受けて、命を救ってもらったよ。誰にも言っていなかったけどね」

エリックは手術後、「勇気を出して、あとどれだけ生きられるか医者に聞いた」ところ、返ってきた答えに驚いたそうだ。「『最低10年。あなたはとても元気で健康だし、がんも全てなくなりましたから』って言われたんだ。想像していなかったことだよ」「そこで『これは良い行いをするチャンスだ』って思ったんだ。今がんのことを公表して、私がそれを克服したことや、その経験を人々と共有しなきゃってね」

がん研究を支援するエンタメ界の募金キャンペーン「スタンド・アップ・トゥ・キャンサー」とタッグを組んでブライト・サイド基金を設立、研究資金や早期検査へ向けた資金を募っているエリックは、「突然のひらめきだったんだ。全く『ザ・マスクド・シンガー』での経験のおかげだ。だからそのことにとても感謝しているよ」と語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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