立民渡辺氏 県議選出馬へ 宇都宮・上三川選挙区

渡辺典喜氏

 昨年の衆院選栃木1区に立憲民主党公認で出馬し落選した同党県連副代表の渡辺典喜(わたなべのりよし)氏(39)=宇都宮市江曽島町=が来春の県議選宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)に立候補する方向で最終調整に入ったことが23日、関係者への取材で分かった。連合栃木の支援を受ける方向で協議している。

 渡辺氏は下野新聞社の取材に対し「物価高や新型コロナウイルスなどの課題がある中、県民の皆さまのために今すぐ働きたいという気持ちがあるのは事実だ」と述べた。出馬について、近く後援会に諮る見通し。党籍を残したまま、同党の公認を得るかどうかなど出馬の形態を調整しているとみられる。

 渡辺氏は2017年の前々回の衆院選で栃木1区から初出馬。推薦を受けていた民進党の分裂により無所属での立候補となり、自民現職に敗れた。松下政経塾36期生。早稲田大卒。

 県議選宇都宮市・上三川町選挙区では連合栃木の推薦を受けて当選した野党系3氏のうち、国民民主党の県議が1月に辞職し、野党系の動向が注目されていた。

 

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