新幹線客を出島でおもてなし 25日までフェスタ マルシェで名物販売も

観光客らをもてなす出島フェスタのマルシェ=長崎市、出島和蘭商館跡

 西九州新幹線の開業と出島の国史跡指定100周年を記念し、長崎市出島町の出島和蘭商館跡で23日、グルメやイベントが楽しめる「出島フェスタ」が始まった。25日まで。
 出島ならではのおもてなしで新幹線の利用客らを迎えようと、同商館跡の指定管理者「出島VOF」が主催。地元自治会などが出展するマルシェをはじめ、出島を一望できる物見やぐら体験、学芸員による企画展解説があった。このほか、鉄道玩具「プラレール」を展示し、新幹線にちなんだプレゼントを配る西九州新幹線開業記念ブースも設けている。
 芝生広場で開かれたマルシェは、長崎名物のミルクセーキやカレー、地酒などの販売でにぎわった。祖父母らとともに新幹線で長崎に来た福岡市の安田壮志君(9)は「電車や飛行機などの乗り物が好き。乗車券が発売された時から新幹線に乗れるこの日を楽しみにしていた。快適だった」と新幹線に乗車した感想を話し、綿菓子をほおばった。

© 株式会社長崎新聞社