義仲にちなみ合同イベント 「源平火牛まつり」「めるへん劇団公演」 小矢部で多数の趣向、にぎわう

パレードを繰り広げる参加者=小矢部市中央町

 小矢部市内で毎年開かれている「メルヘンおやべ源平火牛まつり」「めるへん劇団公演」の合同イベントは24日、市民交流プラザ前駐車場と越前町商店街で開かれた。平安末期の武将木曽義仲の「火牛の計」にちなむ趣向が多数用意され、大勢の市民でにぎわった。

 市制60周年記念事業として、おやべ祭り実行委員会が主催した。源平火牛まつりは、わら製の牛を引っ張って走らせるレースで知られるが、コロナ禍で昨年に続き「源平火牛たいまつパレード」などとなった。

 武者姿の市民ら約40人が角にたいまつを付けた火牛と約300メートルを練った。市民劇団「めるへん劇団」の穴倉健治さん(49)=小矢部市浅地=が木曽義仲役、米澤尚美さん(54)=同市戸久=が葵御前役、山作春乃ちゃん(5)=石動西部こども園=が巴御前役を務め、穴倉さんの掛け声で越前町商店街を出発した。

 市商工会青年部が約700キロの火牛2体を引き、市女性団体連絡協議会が両脇を歩いた。一行は「エイエイオー」と勝ちどきを上げてゆっくり商店街を進んだ。

 「火牛に願いを」と題した子ども向け企画も行われた。白布に将来の夢などを書き込み、火牛に掲げた。市商工会女性部は、じゃんけんで全勝すると賞品が獲得できる「国盗(くにと)りじゃんけん大会」、市商工会青年部は、火牛の試し曳(び)きやデモレースを行い、来年以降の復活に期待を寄せた。

 駐車場の特設舞台では、めるへん劇団が公演「よしなかのなかよし13人」を上演。来場者はご当地ネタをふんだんに盛り込んだ「愛と勇気と冒険の物語」を楽しんだ。

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に着想を得た脚本で、木曽義仲が仲間の印である「金の玉」を持つ13人を探し歩き、平家打倒ヘ向かう筋立てで、出演者が軽妙なやり取りで会場を沸かせた。

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