台風14号1週間 県北豪雨 被害拡大

 宮崎県内に甚大な被害をもたらした台風14号の本県最接近から25日で1週間を迎えた。本県の西側を通過した台風は各地に豪雨をもたらし、中でも「線状降水帯」が発生した県北部は記録的な雨量などで土砂崩れや河川流域の浸水などの被害が拡大。いまだに孤立解消や復旧のめどが立たない状況が続いている。
 宮崎日日新聞や県のまとめでは、孤立状態となったのは県北部を中心に最大7市町村(西都市、高千穂、日之影、五ケ瀬町、美郷町、椎葉、諸塚村)の181世帯384人。24日午後3時現在でも椎葉村(56世帯106人)と西都市(世帯数などは調査中)で孤立状態が続いている。避難者は最大26市町村1万367人に上り、同日現在でも5市町村32人が避難所生活を送っている。

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