ロールケーキで新幹線「かもめ」表現 佐世保・エスプランニング

新幹線「かもめ」の車体をイメージしたロールケーキ=佐世保市、させぼっくす99

 西九州新幹線開業を記念し、食品の企画開発などを手がける長崎県佐世保市の「エスプランニング」が、新幹線「かもめ」の車体をイメージしたロールケーキを作った。開業日の23日に、佐賀県の武雄温泉駅南口のカフェ「OLY(オリー)」と、佐世保市愛宕町の道の駅「させぼっくす99」で販売を始める。
 同社は人気商品「佐世保開港ロールケーキ」などを手がけており、7月末に同社の実績を知ったOLYから依頼を受け、商品開発を始めた。
 素材は佐賀や武雄の名産品にこだわった。佐賀米などの米粉で作った純白のスポンジケーキで白い車体を再現。クリームには武雄産の完熟南高梅ペーストを使用した。梅の淡いピンク色を生かして、かもめの「赤」を表現し、チーズクリームと混ぜ合わせ、梅の優しい酸味を感じる甘酸っぱい風味に仕上げた。
 させぼっくす99駅長で、同社の園田郁子代表取締役(62)は「武雄市が有名になり『武雄土産と言えばかもめロール』となってほしい」と笑顔。新幹線開業を機に「佐世保市と武雄市の交流が深まってくれたら」と希望を込めた。
 「OLY」では「かもめロール」(長さ14.5センチ、1480円)、佐世保市の道の駅「させぼっくす99」では「西九州新幹線開通記念 白美梅」(同11センチ、1300円)の名称で販売する。今後、関東や関西圏などでの販売も見込んでいる。


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