台風17号、気象庁の進路予想と米軍の見方 2022年9月28日18時時点

写真を拡大 台風17号の予想経路図=気象庁、2022年9月28日午後6時時点の実況(同庁HP引用)
写真を拡大 2022年9月28日午後6時時点の台風17号の予想進路図(JTWCより引用)。通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 気象庁の9月28日午後6時の実況によると、台風17号(クラー)は日本の東を1時間に35キロの速さで東北東に進んでいる。今後の進路予想について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。⇒台風18号発生か…気象庁の進路予想は

気象庁の進路予想

 台風17号は28日午後6時現在、中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速は40メートル。中心から南東側150キロ、北西側110キロは風速25メートル以上の暴風域になっている。29日午前0時には日本の東をさらに北東へ進むとみられる。今後速度を上げながら北東に進み続け、29日午後6時には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるとみられる。

⇒台風18号発生か…気象庁の進路予想は

 予想される勢力は29日午前6時が中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速(最大瞬間風速)は30メートル(45メートル)、29日午後6時は970ヘクトパスカル、35メートル(50メートル)の見込み。

米軍(JTWC)の見方は(※参考)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、 台風17号は29日も北東寄りに進んで、日本から離れていくとみているようだ。

中心付近の風の強さの予測

9月29日午前3時:36m 9月29日午後3時:39m

「クラー」の名前の由来

 台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「クラー」の命名国はタイで、タイ語で「バラ」を意味する。

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