【逗子市長選】現職・桐ケ谷氏が再選出馬へ 子育て支援の充実など公約に

桐ケ谷 覚氏

 任期満了に伴う逗子市長選(12月4日告示、同11日投開票)で、現職の桐ケ谷覚氏(73)が再選に向け立候補する意向を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。近く正式に表明する見通し。

 現在1期目の桐ケ谷氏は人件費と補助金削減を中心とした財政再建に取り組み、公共施設の老朽化対策にも道筋をつけたことなどから、出馬を決意したとみられる。

 関係者によると、桐ケ谷氏は新型コロナウイルス禍での若年層の移住増加を受けた子育て支援の充実やJR逗子、東逗子駅前の再開発、小坪漁港の活性化などを公約に掲げる方針。

 桐ケ谷氏は秋田県出身で立教大卒。逗子市内の工務店社長のほか、市商工会長と市観光協会長も務めた。2018年の市長選で、4期目を目指した平井竜一氏を破り初当選した。

 同市長選を巡っては、元市長で元衆院議員の長島一由市議(55)も立候補の意向を表明している。

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