「不幸な命を生み出す原因の多くは人間の側にある」殺処分ゼロ願い、動物慰霊祭 沖縄・南城 

 動物愛護週間(20~26日)の22日、殺処分された動物の命を悼む2022年度動物慰霊祭が、沖縄県南城市大里字大里の県動物愛護管理センターで行われた。敷地内に立つ慰霊碑「獣魂碑」に花などと共にドッグフード、キャットフードが供えられ、参列者約40人は天寿を全うできなかった命を悼んだ。
 慰霊祭の主催は県環境部(金城賢部長)。慰霊祭では出井航自然保護課長が部長あいさつを代読し「不幸な命を生み出す原因の多くは人の側にある」と飼い主の責任を強調。「人と動物が共生できる沖縄を目指したい」とした。
 県獣医師会の工藤俊一会長は「あふれんばかりの愛情で飼い主に接し、癒やしてくれる動物を大事にする心を一つにして、殺処分ゼロを目指そう」と呼び掛けた。
(安里周悟)

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