【静岡断水】大規模断水6万3000世帯まで拡大 小中学校や子ども園も休校、休園 静岡市長「清水の皆さんのこと想像して何ができるか考えて」ー静岡市清水区

台風15号による影響で発生した静岡県静岡市清水区の大規模な断水は規模が拡大しています。

静岡県静岡市清水区では、9月24日から大規模な断水が続いていて、26日朝も、静岡市などが設けた給水所には多くの人たちが訪れ、水を確保する姿がみられました。

<近隣住民>

「こんなに水が出ないと不便な物だなと、かなり痛感している。できるだけ早く(復旧を)頑張って欲しい」

台風15号の影響で興津川の取水口に土砂や流木が流れ込み、清水区では断水が起きていて、6万3000世帯にまで規模が拡大しています。静岡市は1週間以内で断水の復旧を目指すとしています。

<静岡市 田辺信宏市長>

「普段の生活をされている方にお願い。トイレ、風呂生活用水の不足。旧清水市と合併して来年で20年。6万3000戸、清水区内の8割の住民の皆さんが断水していることを想像していただき、自分たちで何ができるか考えて頂きたい」

また、飲み水や生活用水が確保できず、学校やこども園にも及んでいます。清水区内では42の小中学校と22のこども園などが休業・休園になっています。

静岡市が設置した清水区内の給水所は清水庁舎のほか、次の生涯学習交流館や小学校にも給水拠点が設けられています。

海上保安庁の巡視船が給水を行います。26日は午前8時30分から午後3時までは「巡視船おきつ」にて(日の出町、巴川河口左岸の岸壁)、午後3時から午後9時までは「巡視いず」にて(日の出町、日の出ふ頭第4号岸壁)

巡視船から供給される水は、そのままは飲まないでください。飲料にする場合は煮沸が必要です。また、補給のため、一時給水を中断する場合があります。

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