海上や地域の安全を祈願 白浜町、慰霊祭で神楽奉納

供養塔の前で神楽を奉納する子どもら(25日、和歌山県白浜町日置で)

 和歌山県白浜町日置の「道の駅志原海岸」近くにある海上遭難者供養塔前で25日、水難事故で亡くなった人らの冥福や地域の安全を祈る慰霊祭が営まれた。

 同町大古にある宗教法人弓矢八幡(林丈嗣教主)が毎年営んでいる慰霊祭「鎮魂『大海 泰和 山河』放生会」。今年で6回目。地元や大阪府、京都府などから集まった信徒と地元区長、町議、商工会役員ら計約110人が参列した。

 供養塔前で林教主が祝詞を読み上げるなどの神事を営んだ後、太鼓や笛の音に合わせて色鮮やかな着物姿の子どもたちが、剣の舞、扇の舞などを奉納。参列者が玉串をささげた。

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