特殊詐欺被害を防いだとして、高梁署と高梁防犯連合会は、セブン―イレブン高梁成羽町東店(高梁市成羽町下原)と店員の紙家拓未さん(20)、石原三鈴さん(22)の2人に宛てて感謝状を贈った。
同署などによると、2人は8月17日夜、市内の70代男性客が電子マネー8万円分を購入しようとしたため用途を確認。「パソコンがウイルスに感染し、画面に表示された番号に電話すると、修理代として買うよう指示された」と話したことから詐欺を疑い、警察に相談するよう促した。男性は後日、通報した。
同署で16日に贈呈式があり、岸淵秀夫署長が出席した紙家さんとオーナーの小林靖典さん(46)に手渡した。紙家さんは「電子マネーを購入させる手口ではコンビニが多く使われると聞く。今後も被害防止に向けて声掛けを徹底したい」と話した。