尾道市の寺や住宅で窃盗と放火を繰り返した罪に問われた男の裁判で、男は起訴内容を一部否認しました。
被告の男(46)は2019年、尾道市の同じ地域で寺や住宅に侵入して仏像や絵画などを盗んだ上、建物に火をつけるなどした10件の罪に問われています。
26日の裁判で被告は「人が住んでいる家屋に燃え移るかどうかは認識していなかった」などと10件中2件の罪を否認しました。
冒頭陳述で検察側は「盗んだものを金にかえようと考え盗みと放火を繰り返した」などと指摘しました。
一方、弁護側は「精神的に不安定な状態で突発的に犯行に及んだ」と主張しました。
判決は来月11日に言い渡される予定です。