台風17号は27日（火）未明から昼前にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。小笠原諸島は、27日（火）は土砂災害に警戒が必要だ。また、28日（水）にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意・警戒が必要となる。

　台風17号は26日（月）午後3時には父島の南南東約340キロにあり、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっている。台風は父島の南を発達しながら北上し、27日（火）未明から昼前にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。その後、進路を東よりに変えて日本の東を北東へ進み、30日（金）までに日本のはるか東で温帯低気圧に変わる予想となっている。

大雨・雷

　小笠原諸島は、台風本体や周辺の暖かく湿った空気の影響で、27日（火）にかけて大気の状態が不安定となる見込み。27日（火）にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。土砂災害に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要となる。

強風・高波

　小笠原諸島では、しけとなっている所がある。台風の接近に伴い、小笠原諸島は次第に風が強まり、27日（火）は非常に強い風が吹き、28日（水）にかけて、しける所がある見込み。強風や、うねりを伴った高波に注意・警戒が必要だ。なお、台風の進路や発達の程度によっては、さらに風が強まり波が高くなるおそれがある。