“被爆からの復興の象徴” お好み焼きをヨルダンへ オタフクソースでも梱包作業

被爆からの復興の象徴「お好み焼き」をヨルダンに伝えるプロジェクトです。プロジェクトにはお好み焼きにまつわるあの広島の企業も参加しています。来月の出発に向け、着々と準備が進められています。

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「オタフクソース」の国際事業部の一角に置いてある山積みの箱…。全て、中東・ヨルダンへ送られる荷物です。

なぜ、送られるかというと…。

ヨルダン リーナ・アンナーブ駐日大使
「お好み焼き、ナンバーワン!」

イラク・シリア・イスラエルといった紛争地域に囲まれているヨルダン…。そのリーナ・アンナーブ駐日大使が、廃墟の町から生まれたお好み焼きの歴史を知り、その味とともにヨルダンへ伝えてほしいと広島市のお好み焼き店「いっちゃん」に依頼。

アンナーブ大使は、「お好み焼きをヨルダンに伝えることは、平和のメッセージを発信する方法になると思う」と話していて、大使からの求めでオタフクソースも協力します。

荷物の中身は…。

オタフクソース 国際事業本部 宮田 裕也 本部長
「お好みソースが10本弱ぐらい」

「こちら(ヴィーガン仕様のお好みソース)が100本近く。おそらく現地にはない、こういう昆布粉・削り粉・天かすなどもいくらか準備していく予定にしています」

ほかにも麺の湯切りや泡だて器などです。

オタフクソースでは、これまで輸出はおそよ50か国、イベントはおよそ20か国で行ってきましたが、中東地域での事業は初めてだということです。

オタフクソース 国際事業本部 宮田 裕也 本部長
「なじみがないところからのスタートなので、少しでもお好み焼きのことが印象に残ってくれたり、味として舌に残ってくれることを期待して、今回、やりたいなと思っています」

来月20日の渡航を前に準備が着々と進められています。

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