戸次重幸、演技の難しさを語る「到達点がない仕事。正解がありすぎる」

俳優の戸次重幸が、今学んでいることについて語り、テーマにちなんだ楽曲を紹介した。

戸次が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。ここでは9月21日(水)のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
20日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220920093645
21日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220921093541
22日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220922093425
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。

答えのない「演技」を学び続ける

戸次は北海道で結成された演劇ユニット、TEAM NACSのメンバー。現在、益岡 徹との2人芝居、『A・NUMBER』の公演に向けて稽古中だ。

そんな戸次がこの日語ったテーマは「今、学んでいること」。戸次は「今に限らず、そしてこれからも」と前置きをしつつ、学んでいることは「演技」と語った。

戸次:やっぱり人にいいお芝居だなって思ってもらえる演技ですかね。ずっと学び続けているというか悩み続けているというか、引退するまでたぶんこの思いはあるんだろうなと思っています。到達点がない仕事で、お芝居って正解がありすぎるんですよ。その正解っていうのは人が決めることなので、100人いたら100人の正解があって、逆に不正解もありすぎるんですよね。100人いたら99人はその芝居がいやだ、何も刺さらないと思うこともある。だから正解も不正解もあるっちゃあるし、ないっちゃないっていう、本当にそういう商売なので、ずっと悩み続けていますし、僕が見ていいお芝居するなっていう人のお芝居はやっぱり学んでいます。来年50歳ですけど、未だにどうしてこの人のお芝居がよく見えるんだろう、僕に刺さるんだろうというところを分析して、学んでいます。

ノイハウス:どういうところが誰に刺さるのかっていうのは、なかなかわからないですからね。

サッシャ:奥が深いでしょうね。だって人の感情って答えがないじゃないですか。そのときによっても違うし、感じ方も人によって違うし。ということは、表現の仕方もその人によって違うけど、演技ってその人になりきらなきゃいけない。驚くという感情一つとっただけでもさまざまな表現があって、いろいろな組み合わせがその人を作り上げるわけだから、ディテールにこだわらないと、どうしても見ている側としてはもとの俳優さんに見えてしまうというか、演じるキャラクターに見えないというか。

ノイハウス:本当にいろいろありますよね。

朝聴くのにぴったりのカバー曲

この日、戸次が選曲したのはBOYS TOWN GANG『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU』。

戸次:僕、この曲が実はフランキー・ヴァリさんのカバーだってことを知らなくて、あとから知ったという恥ずかしい経験があるんです。そのあと『ジャージー・ボーイズ』も見て、「うわぁ、いい曲だなぁ」と思っていて。でもやっぱり僕にとってこれ、月9のイメージが強くて、調べたら2008年の月9の主題歌だったんですね。名曲なんですけど、いろんな方がアレンジされていて、そのなかでもこのバージョンは朝聴くのにぴったりなんじゃないかと思って選曲させていただきました。

サッシャ:フランキー・ヴァリのカバー。いいものは受け継がれていきますね。先ほどの演技も、いい演技は自分で吸収してやっていくということで、カバーを選曲してくれました。

ノイハウス:カバーもそのままじゃないですからね、そこに自分の味を加えて。

サッシャ:同じことをやっても、人が違ったらまったく同じにはなりませんからね。いいものを真似していくことでオリジナリティが生まれていくというね。どの世界もそうかもしれません。素敵なお話をありがとうございました。

戸次が出演する舞台『A・NUMBER』は10月7日(金)より紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。奥深いストーリーを表現する2人の世界を、ぜひ見に行ってほしい。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。

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