相模原市議会議長 一転、国葬欠席表明「議会混乱させた」 当日は市議会本会議予定

相模原市役所

 27日の安倍晋三元首相の国葬に出席する意向を示していた相模原市議会の寺田弘子議長(自民党相模原)は26日、一転、欠席することを明らかにした。同日の議会運営委員会で「議会の最中で、混乱を招いてはいけないということで最終的に欠席という判断をした」と説明した。

 寺田議長は21日に出席する意向を議会局に示し、同局が22日に他の議員にその旨を伝えた。一方、国葬当日は市議会本会議が予定されていることや、議会に対して事前に相談がなかったことなどから、各会派から疑問の声が上がっていた。

 寺田議長は26日の議会運営委員会で「国葬についてはさまざまな意見があり、出席については相当悩んだが、議長公務として可能であるならば出席させていただきたいという意向だった。議会を決して軽視したわけではない」と説明。

 その上で「多くの市民の方から声をいただき、議会を混乱させてはいけないとの思いから欠席という判断をした。この間、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる」と陳謝した。

© 株式会社神奈川新聞社