高知県「ゆとりすとパークおおとよ」は雲海が見られるキャンプ場!RVパークやキッズ遊具も充実

高知県大豊町の「ゆとりすとパークおおとよ」は、四国の真ん中で標高750mに位置するキャンプ場です。四国山脈の雄大な山並みや、運が良ければ「雲海」が見られることも!夏休みの8月下旬にファミリーキャンプした時の様子を、キャンプ場の魅力やおすすめ周辺スポットとともにご紹介します!

高知県「ゆとりすとパークおおとよ」は標高750mで四国山脈を一望できるロケーション抜群のキャンプ場

筆者撮影

高知県大豊町にあるキャンプ場「ゆとりすとパークおおとよ」は、標高750mに位置するキャンプ場で、雄大な山並みや、天候状況によっては「雲海」を眺めることができます。

広い園内にはテントサイトやログハウスなどの宿泊施設のほか、雲海が見られる「うんかいデッキ」や四季折々のお花が楽しめるフラワーガーデン、子どもたちがたっぷり遊べる遊具も充実した魅力たくさんの施設です。

園内はペットの入場・宿泊もOKなのと、車中泊ができる「RVパーク」も備わっているのも嬉しいポイント!

基本情報

まずは「ゆとりすとパークおおとよ」の基本情報をチェックしましょう。

  • 名称:ゆとりすとパークおおとよ
  • 公式サイト:https://www.yutorisuto.jp/
  • 所在地:〒789-0315 高知県長岡郡大豊町中村大王4037-25
  • アクセス(車):高知自動車道「大豊IC」から国道32号線を右折標識にしたがい約14km。
    JR土讃線「大杉」駅より車で約20分。
  • TEL:0887-72-0700
  • 開園時間:10:00~17:00
  • チェックイン:コテージ 15:00~18:00
    ログハウス・テントサイト 14:00~18:00
    RVパーク 13:00~18:00
  • チェックアウト:7:00~10:00
  • 営業期間:12月~3月は冬季休園あり、宿泊は年中無休
  • 定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
    ※春休み期間・GW・夏休み期間は休まず営業
  • 施設タイプ:テントサイト、コテージ、ログハウス、RVパーク
  • ロケーション:芝
  • 条件:ペットOK
  • 場内施設:遊具、管理棟、サニタリー棟、炊事棟、洋式トイレ、コインシャワー、コインランドリー
  • 利用タイプ:宿泊、日帰りデイキャンプ
  • キャンプサイトの地面:芝
  • 日帰りデイキャンプ:11:00~16:00

アクセス

「ゆとりすとパークおおとよ」は高知自動車道「大豊IC」から国道32号線を右折標識に従い、約14kmで到着します。

「大豊IC」からキャンプ場までの道中では、ランチをできるお店や買出しができるスーパーもあります。

JR土讃線「大杉」駅からは、車で約20分です。

地図上で見ると山道がクネクネしているようで心配だったのですが、実際に登ってみると整備されたゆるやかな道路で、車酔いすることもなく快適にドライブできました。

筆者撮影

利用料金

ゆとりすとパークおおとよの利用料金は、利用する施設に応じて、以下の通り定められています。

  • コテージ(1泊)1棟13,400円 大人1人1,100円、小学生1人550円
  • ログハウス(1泊)1棟5,400円 大人1人600円、小学生1人300円
  • テントサイト(1泊)1サイト2,400円 大人1人600円、小学生1人300円
  • RVパーク(1泊)1台1,500円、電気代500円、ゴミ処分500円

筆者はテントサイトを利用しましたが、高規格なわりに比較的リーズナブルだと感じました。

予約方法

予約は電話のほか、「なっぷ」のサイトからインターネット予約が可能です。

【サイト】電源完備のテントサイト、冷暖房付きのログハウスやコテージも RVパークもあり

「ゆとりすとパークおおとよ」には、電源完備のテントサイトや、冷暖房完備のログハウスやコテージなどがそろっています。

それぞれのサイトをご紹介します。

テントサイト

筆者撮影

テントサイトには100V電源流し台、BBQ炉が備え付けられています。

筆者撮影

筆者は電源とBBQ炉は利用しませんでしたが、流し台があるのは炊事棟まで行く必要がないので、とても便利でした。

筆者撮影

サイトの大きさは区画によって異なり、ソロキャンプ向きのコンパクトな区画、グループキャンプ向きな隣接した区画などバラエティに富んでいます。

ログハウス

筆者撮影

ログハウスはテントを張る必要がなく、手軽にキャンプを楽しめます。

室内には2段ベッド、コンセント、エアコンがあり、屋外には100v電源、流し台、BBQ炉が備えられています。

筆者が利用した日は満室となっており、人気の高さがうかがえました。

コテージ

筆者撮影

コテージはキャンプ場の奥のほうに位置しており、プライベート感があります。

冷暖房完備で寝具や調理道具、食器、冷蔵庫、炊飯器、レンジなども揃っており、初めてのキャンプでも安心。

タープ付きのベランダではBBQも楽しめます。

RVパーク

筆者撮影

「ゆとりすとパーク」の入り口付近に、日本RV協会公認の車中泊専用駐車施設である「RVパーク」があります。

筆者撮影

通常より大きな駐車スペース(車2台分)100V電源を完備しており、ペット宿泊も可能となっています。

眼前に遮るものがないため、昼は土佐湾や山並み、夜は満点の星空、天候条件が合えば早朝に壮大な雲海の景色も楽しむことができます。

【設備】コインシャワーに洋式トイレなど設備充実! 子供が喜ぶキッズ遊具も

「ゆとりすとパークおおとよ」の設備をご紹介します。

管理棟

筆者撮影

キャンプ場に到着したら、まず管理棟でチェックインを行います。

管理棟の売店では氷や薪、炭などが販売されているほか、レンタル用品も充実しています。

炊事棟

筆者撮影

炊事棟は、バーベキュー施設としても利用でき、荒天でも快適に楽しめます。

各サイトに流し台が付いているためか、筆者のキャンプ中には利用している人はいませんでした。

サニタリー棟

筆者撮影

サニタリー棟には、トイレのほか、シャワー室やコインランドリーがあります。

トイレ

筆者撮影

洋式トイレがあり、洗面台にはハンドソープも備え付けられていました。

筆者撮影

シャワー室

筆者撮影

コインシャワーは3分100円と格安です。

筆者撮影

コインランドリー

筆者撮影

コインランドリーがあるため、連泊でも安心です。

キッズ遊具

筆者撮影

2022年5月に遊具の全面リニューアルが行われ、大型の複合遊具やターザンロープなど4基の遊具が設置されました。

筆者撮影

高知県「ゆとりすとパークおおとよ」で実際にキャンプしてみて感じた3つのおすすめポイント!

実際に「ゆとりすとパークおおとよ」を利用してみて感じた、3つのおすすめポイントをご紹介します。

雲海を見られる可能性がある

筆者撮影「朝6時半ごろ」

ゆとりすとパークおおとよの最大の魅力は、何と言っても貴重な雲海が見られるチャンスがあること。

雲海とは、山など高い場所から見下ろした時に、層状の雲が海のように見える自然現象です。

いつも見えるわけではなく、雲海が発生するのは早朝が多く、特に10月~12月は発生頻度が高くなっています。

筆者の場合、朝6時ごろに見に行った時には霧がかかっていたのですが、その後晴れてきて雲海を見ることができました。

筆者撮影「朝6時ごろ」

公式サイト上に「雲海予報」があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

美しい夕日と星空も楽しめる

筆者撮影

標高が高い「ゆとりすとパークおおとよ」のテントサイトからは、夕方には美しい夕日、夜には満天の星空を眺めることができました。

BBQをしながら色を変える夕日を、焚火をしながら満天の星空を満喫でき、最高の時間が過ごせます。

子供が喜ぶ遊具が充実!

筆者撮影

2022年5月にリニューアルされたばかりのキッズ遊具は、子供たちも大喜び。

  • ロング滑り台
  • みんなで滑れるワイドスライダー
  • チェーン渡りなどが楽しめる「スカイコテージ」
  • 小さな子供も楽しめる「飛行船ランド」
  • 斜面遊具「うんかいアスレチック」
  • 「ロープウェイ」

などのピカピカの遊具が充実しています。

【注意点】暑さ対策や風対策は万全に! キャンプサイトから遊具までは距離がある

実際に「ゆとりすとパークおおとよ」を利用してみて感じた注意点をお伝えします。

暑さ対策や風対策を万全に!

筆者撮影

キャンプ場は標高750mに位置していますが、タープ代わりになる高木や、涼を取れる川などがないため、真夏は意外と暑いです。

筆者はテントサイトを利用しましたが、14時にチェックインしてから日が暮れるまでは、直射日光が強くかなり暑かったです。

早めにタープを張っておく、あるいは夕方近くにチェックインするなど暑さ対策をおすすめします。

また風の影響も受けやすいので、テント設営やタープの張り方を工夫し、ペグもプラスチックではなくスチール製を用意しておいたほうが安心です。

遊具まで距離&勾配がある

筆者撮影

キャンプ場から遊具までは距離があり、勾配もきつめです。

行って帰ってくるだけで、子供も大人もけっこう体力を消費します。

特に暑い夏には小さい子供はバテてしまうかもしれないので、水分補給など体調管理に注意することをおすすめします。

【立ち寄りスポット】「道の駅大杉」の立川そば、パワースポット「杉の大スギ」、温泉「サンリバー大歩危」も紹介

筆者が実際に利用した立ち寄りスポットをご紹介します。

道の駅大杉

筆者撮影

大豊ICを降りて5分、キャンプ場へ行く道中の国道32号線沿いに「道の駅大杉」があり、ランチにおすすめ。

筆者撮影

大豊名物「立川(たぢかわ)そば」は、そば粉にそばの実の甘皮を混ぜて打っているため、普通のそばより色が黒く、太めでしっかりとした食感が特徴です。

また、この近くに「デカ盛り」の聖地として有名な「ひばり食堂」がありますが、常時行列ができていました。

天然記念物「杉の大スギ」

筆者撮影

「道の駅大杉」のすぐ近くに、日本一の大杉として名高い「杉の大スギ」があります。

神話の時代に須佐之男命(すさのおのみこと)が植えられたと伝えられる、推定樹齢3,000年の巨木で、昭和27年に国の特別天然記念物に指定されました。

大豊町内随一のパワースポットでもあり、必見です。

末広ショッピングセンター おおとよ店

筆者撮影

「大豊IC」のそば、キャンプ場から車で20分の場所に「ショッピングセンター末広 おおとよ店」があります。

地元の食材や総菜が豊富にそろっているので、キャンプ前の買い出しにおすすめです。

スーパー「歩危マート」

「ゆとりすとパークおおとよ」はチェックアウトが朝10時なので、帰りに付近を観光するのもおすすめ。

筆者は吉野川中流域に位置する徳島県の渓谷「大歩危(おおぼけ)」エリアに立ち寄りました。

筆者撮影

キャンプ場から45分の場所にあるスーパーマーケット「歩危マート」は、テレビでもよく紹介されるビックサイズの油揚げ「ぼけあげ」が有名。

筆者撮影

向かいのお食べ処「歩危マート2号店」では、「祖谷そば」や「ぼけ祖谷汁」などが楽しめます。

筆者撮影
筆者撮影

祖谷そばやうどんは優しい味で、小さい子供も食べやすかったです。なお席数は少ないのでご注意ください。

サンリバー大歩危(日帰り温泉)

筆者撮影

キャンプ場から車で50分の場所に、日帰り入浴ができる温泉「サンリバー大歩危」があります。

「ゆとりすとパークおおとよ」の近くには温泉がないため、筆者は帰りにこちらへ立ち寄りました。

露天風呂から小歩危峡や日本一の激流とも言われる吉野川を一望できる絶好のロケーションで、施設も高級感があり清潔でした。

高知県「ゆとりすとパークおおとよ」のキャンプ場は雲海にキッズ遊具・RVパークと楽しみがたくさん!

筆者撮影

標高750mという立地で、360度開けた眺望が楽しめる「ゆとりすとパークおおとよ」は、自然の雄大さをダイナミックに体感できるキャンプ場です。

場内のフラワーガーデンには、階段状の斜面に四季折々の花が咲き乱れ、目を楽しませてくれます。

キャンプ場が位置する大豊町は、自然が豊かでのんびりとした時間が過ごせます。

キャンプと合わせて、ぜひ観光も楽しんでみてはいかがでしょうか。

© ハピキャン