700本塁打達成のプホルスらが週間MVPに選出 今季2度目・通算14度目

日本時間9月27日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン25週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはスティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ナショナル・リーグはピート・アロンソ(メッツ)とアルバート・プホルス(カージナルス)が選出された。ルーキーのクワンは自身初の週間MVP受賞となり、アロンソは2019年以来3年ぶり2度目の受賞。プホルスは8月に続いて今季2度目、通算では歴代4位タイとなる14度目の受賞となっている。

25歳のクワンは7試合に出場して打率.438(32打数14安打)、2三塁打、2本塁打、10打点、4盗塁、出塁率.471、長打率.750、OPS1.221の好成績をマーク。日本時間9月26日のレンジャーズ戦では満塁本塁打を含む5打数3安打5打点の活躍を見せ、この試合に勝利したガーディアンズは4年ぶりの地区優勝を決めた。今季ここまで158安打を放っているが、クリーブランドのルーキーでは1992年に164安打を放ったケニー・ロフトン以来の記録。ガーディアンズからの週間MVP選出はホセ・ラミレスに続いて今季2人目(3度目)である。

27歳のアロンソは6試合に出場して打率.333(24打数8安打)、2二塁打、4本塁打、13打点、1盗塁、出塁率.407、長打率.917、OPS1.324の好成績をマーク。日本時間9月26日のアスレチックス戦では本塁打を含む5打数4安打5打点の大活躍で今季128打点となり、1999年のマイク・ピアッツァと2008年のデービッド・ライトによるシーズン124打点の球団記録を更新した。メッツからの週間MVP選出はフランシスコ・リンドーアに続いて今季2人目である。

42歳のプホルスは6試合に出場して打率.368(19打数7安打)、2本塁打、5打点、出塁率.400、長打率.684、OPS1.084を記録。日本時間9月24日のドジャース戦で2本塁打を放ち、史上4人目の通算700本塁打を達成したことが評価され、今季2度目・通算14度目の週間MVP選出となった。ラテン系選手による通算700本塁打は史上初の快挙。また、シーズン50本塁打を1度も記録せずに700本塁打に到達したのはハンク・アーロンに次いで2人目である。カージナルスは今季3人(合計7度)の週間MVPを輩出(プホルス2度、ノーラン・アレナド2度、ポール・ゴールドシュミット3度)。なお、プホルスの通算14度はフランク・トーマスと並ぶ歴代4位タイの受賞回数であり、これを上回るのはミゲル・カブレラ(16度)、マニー・ラミレス(16度)、バリー・ボンズ(15度)の3人だけである。

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