昨季王者のブレーブスがホワイトハウス訪問 バイデン大統領と面会

ワールドシリーズ制覇から約1年が経過しようとしている日本時間9月27日、ブレーブスはワールドシリーズ王者の恒例行事であるホワイトハウス訪問を実施した。ジョー・バイデン大統領にワールドシリーズ制覇を報告し、バイデン大統領の名前が入った背番号46のユニフォームを贈呈(第46代大統領のため)。ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は「現実離れしているよね。ステージの上に立つと震えが止まらなかった。信じられないくらいに名誉なことだよ」と感動を口にした。

ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「多くの人々がホワイトハウス訪問の機会を得られるわけではない。(ホワイトハウス関係者の)すべての人々から感銘を受けたし、そのなかにブレーブスのファンがいたことはとても嬉しかったね」とコメント。ホワイトハウスのスタッフの女性がスニッカー監督に近づき、スニッカー監督がマイナーで指揮を執っていた1999~2001年に球団マスコットの仕事をしていたことを伝える場面もあった。

実はバイデン大統領はフィラデルフィアのスポーツチームを応援しており、ジル夫人も熱心なフィリーズファンとして知られている。バイデン大統領は前日の試合でフィリーズがブレーブスに敗れたことに言及し、「妻はハッピーではなかった」と笑いを誘った。しかし、「昨季のブレーブスはオールスター・ブレイクまで勝率5割を超えた日が1度もなかった。CNNの放送では優勝の確率は0.4%と言われていた。そこから大逆転したんだ。簡単なことではなかったと思う」と語り、昨季後半戦以降のブレーブスの快進撃を称えた。

スニッカー監督は今回のホワイトハウス訪問について「我々が経験したことは特別であり、全員を集めることができればよかったんだけれどね」とコメント。故障離脱中のアダム・デュバルやオジー・オルビーズは参加したものの、フレディ・フリーマン、ジョク・ピーダーソン、ホルヘ・ソレアといった他球団へ移籍した優勝の立役者たちが参加できなかったことを残念がっていた。

© MLB Advanced Media, LP.