新型コロナの全数把握を全国一律で簡略化 東京都は対象外の陽性者も支援

新型コロナウイルス感染者の全数把握が9月26日から全国一律で簡略化されました。

この結果、医療機関が発生届を出す必要がある対象者は65歳以上の高齢者のほか、入院が必要な人、重症化リスクが高く治療薬や酸素投与が必要な人、妊婦だけになります。重症化しやすいとされる高齢者らを守ることに重点を置き、医療体制を強化することが狙いです。

東京都の陽性者登録センターでは発生届の対象外となった人へのサポートがこの日から始まりました。発生届の対象外の人でも検査で陽性疑いになった人や医療機関で陽性の診断を受けた場合、センターに登録すると健康観察や東京都の配食サービスなどが受けられます。登録できるのは、これまでは20代から40代だけでしたが、9月26日からは発生届の対象外となる人全員が対象で、午前9時から午後9時までの間、東京都のホームページから登録できます。

東京都によりますと、センターの職員の数をこれまでの60人からおよそ100人に拡充し、1日最大8000人に対応できるということです。

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