赤いじゅうたん ヒガンバナ群生 矢掛・美山川河川敷でピーク

美山川河川敷周辺でピークを迎えたヒガンバナ

 岡山県矢掛町下高末にある美川緑地公園周辺の美山川河川敷で、ヒガンバナの花が咲いている。“赤いじゅうたん”のような群生が、訪れた家族連れや写真愛好家を楽しませている。

 今年は9月中旬に咲き始めた。地元住民によると、寒暖の差が大きかった影響で、咲くタイミングにばらつきがあるという。現在、ピークを迎えている。福山市の会社員(46)は「川の水もきれいで広範囲に咲いているので、いい写真が撮れそう」と話していた。

 一帯のヒガンバナは2005年、その年に完成した同公園の景観づくりにと、自生している球根を地域住民が植え付けたことが始まり。約20年かけて河川敷の約500メートル区間に広がったという。シーズン前には、地元自治会が河川敷の草刈りをするなど世話をしている。

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