10月1日からの値上げを前に駆け込み需要が増える

様々な商品の値上げが相次いでいますが、10月1日は最も多くの商品が値上げされる見込みです。このため、値上げ前に酒類などを購入しておこうという人が増えています。

仙台市泉区のやまや泉野村店です。こちらの店舗では10月からアルコール類が値上げされることを受け、1週間ほど前からビールや酎ハイなどをまとめ買いする人が増えているということです。

やまや森川聡営業部長「この1週間位、急激にお客様のビールの購入量など増えております。2ケース4ケース6ケース、多いお客様だと10ケース以上お買いになるお客様もいらっしゃいます」

27日もまとめ買いする人が訪れていて、多い人では24缶入りのビールを5箱も買っていきました。

来店客「値上げがやっぱり響いて、毎日たくさん飲みますから、毎日必要ですから、まとめ買いで」「値上げ前に買っとかなくっちゃっていう気持ちになりますね。値上げがすごいんで最近、お酒に限らずいろんなものに関して(買う物を)気を付けていかなきゃなと思っています」

最も売れているのはビールで、売り場を2倍に拡大したほか仕入れの量も2倍に増やし、駆け込み需要に対応しています。

やまや森川聡営業部長「まずお客様に安心してお買い求めいただけるように、ビール、酎ハイ、ノンアルコールの在庫量を大幅に増やして、お客様が安心してお買い物していただけるように準備しております」

一方、若林区にあるスーパー生鮮館むらぬしでは、10月1日からの値上げによる客離れを防ぐため様々な工夫を凝らしています。 生鮮館むらぬし村主芳治店長「1日2日、安い日が1カ月のうちにあるんですけど、それをやめて毎日安く売るような仕組みに切り替えています」

買い控えや客離れを防ぐため、賞味期限が短く生活に欠かせない牛乳や食パンなどは月に数回行っていた格安セールを中止し、いつでも安く買ってもらえるよう小売価格を下げました。

生鮮館むらぬし村主芳治店長「パッケージ変更前の商品、古いパッケージの商品を在庫がある分、全部もらうとかしています」

メーカーから値上げ前の商品をこれまでよりも多く仕入れていて、生鮮館むらぬしではできるだけ長い期間安い価格で販売していきたいとしています。

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