新作が映画ファンから注目を浴びた香取慎吾

タレントの香取慎吾、女優の岸井ゆきのが24日、都内で映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」(市井昌秀監督)の公開記念舞台挨拶を行った。

表向きは仲良し夫婦の裕次郎(香取)と妻の日和(岸井)だが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに少しずつすれ違っていく様をユーモラスに描いた物語。

劇中に登場する「レジ袋をキャッチできると幸せがやってくる」というゲン担ぎにちなみ、自身のゲン担ぎを問われた香取は「ゲンを担ぎ出したら担がないようにする。ルーティンになってきているなって思ったら、逆に壊す」と即答。マイペースな生活ぶりを明かした。

香取の単独映画主演は「凪待ち」(白石和彌監督)以来3年ぶり。明るい役を演じることが多かった香取だが、同作ではギャンブル好きで自堕落な生活を送っている主人公を演じ、作品を通して暗い雰囲気だった。

「あの作品で演技の幅も広がったが、いつもは作品で笑顔を見せる香取の笑顔がない珍しい作品だったが、今作では前作とは一変した役柄を演じている」(芸能記者)

それもあってか、ネット上での注目度はかなり高いようだ。

「映画情報サイト・映画.comの『アクセスランキング』(19日から25日)では、が前週の88位から7位にジャンプアップ。ほかに同ランキングでトップ10入りしている作品は、『沈黙のパレード』、『ONE PIECE FILM RED』など動員・興行収入でもトップ10入りしている作品ばかり。そんな作品に交じってトップ10入りしたということは、かなり注目を浴びている証拠。じわじわと数字を伸ばすのでは」(映画業界関係者)

香取は「新しい地図」の稲垣吾郎、草なぎ剛とものにNHKEテレの子ども向け教養番組「ワルイコあつまれ」にレギュラー出演中とあって、その名前と顔は子どもたちにもすっかり売れているはずだ。

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