米海軍ステルス駆逐艦「ズムワルト」、横須賀に初寄港 沿海域戦闘艦「オークランド」も

横須賀基地に寄港中の米海軍ステルス駆逐艦ズムワルト

 敵のレーダーに探知されにくい米海軍のステルス駆逐艦「ズムワルト」と、沿海域戦闘艦(LCS)「オークランド」が27日までに横須賀基地(横須賀市)に入港した。ともに初寄港とみられる。ハリス米副大統領が28日に同基地を視察予定。

 ズムワルトは2016年に就役。主砲が露出するデザインの日本や欧州などのステルス艦と異なり、155ミリ砲2門も船体内部に格納され、突起物が激減している。サンディエゴが母港で、全長約185メートル、排水量約1万5千トン。トマホークミサイルなどを備え、ヘリと無人機の搭載が可能。乗組員は158人。

 オークランドは21年就役。母港はサンディエゴで、長さ約130メートル、排水量3200トン。乗組員は40人。同型艦の「チャールストン」が今年6月に、横須賀に寄港している。

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