【新型コロナ】神奈川県、医療機関診療分の感染者など公表方法見直し 性別の公表取りやめ

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの全数把握簡略化に伴い、県などは27日から感染者の公表の仕方を変更した。これまでは感染者総数の居住市町村別の内訳を公表していたが、医療機関が診療した患者分は居住地ではなく報告された保健所別の内訳とした。感染者の性別の公表は取りやめた。

 発生届の作成対象外の陽性者は、医療機関から保健所への報告が人数と年代のみに簡略化されたため。検査キットなどで陽性を確認し、県が開設した陽性者登録窓口に申請した人は、居住市町村別の内訳を公表する。医療機関を受診せずに療養する「自主療養者」はこれまで感染者の集計に含まれていなかったが、今後は検査キットで陽性を確認して陽性者登録窓口に申請した人も感染者の集計に含める。

 県内の保健所は横浜、川崎、相模原、横須賀、藤沢、茅ケ崎(茅ケ崎市、寒川町を管轄)の各市の保健所のほか、県が所管する平塚保健福祉事務所(平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町)、鎌倉保健福祉事務所(鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町)、小田原保健福祉事務所(小田原市、南足柄市、箱根町、真鶴町、湯河原町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町)、厚木保健福祉事務所(厚木市、海老名市、座間市、大和市、綾瀬市、愛川町、清川村)がある。

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