「園の関係者が常に安全管理を徹底しているか確かめたい」通園バス運行の全ての園に静岡県が立ち入り調査開始

静岡県が、通園バスの立ち入り調査です。静岡県牧之原市で3歳の園児が置き去りにされ死亡した事件を受け、今後、通園バスを持つ県内全ての園で実施します。

静岡県が9月27日、調査したのは通園バスを持つ静岡県磐田市のこども園です。県の担当者は、9月に実施した書面調査をもとに園の職員やドライバーから聞き取りを行いました。

園児がバスに乗り降りする際の確認方法、出欠のとり方などのマニュアル、送迎がマニュアル通りに行われているか、設備面で置き去りのリスクがないか、などを確認しました。

<静岡県職員>

「ここで座らせてから点呼もしていただくということ?」

<園の職員>

「乗ったね、いいねっていうのは子どもと先生と顔を見ながら確認はしています」

県によりますと、27日の調査で安全管理上の大きな問題はありませんでした。

<静岡県こども未来課 鈴木安由美課長>

「マニュアルや書面だけの確認だけでなく、それを園内でどのように共有しているか、関係者が常に新鮮で新しい気持ちで安全管理に向けて徹底しているのかというところを引き続き県として確かめていきたい」

県は、11月中旬までに通園バスを持つ県内全てのこども園や幼稚園に立ち入り調査を実施予定です。

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