【静岡豪雨】「助けを頼みたいけど、頼むのも申し訳ない」川の“氾濫”で地元住民 泥かき続ける ボランティアセンターも開設

静岡市清水区では、記録的な大雨の影響で川の水があふれたため、現在も泥をかき出す作業などに追われています。復旧作業を支援しようと、区内に9月27日、災害ボランティアセンターが開設されました。

<伊豆川洋輔記者>

「清水区大内です。冠水の影響で歩道にはまだ多くの砂が残っています」

大内地区では27日も、住民が水に浸かった家や倉庫などの片付け作業に追われていました。

<住民男性>

「その辺の道とかね、泥だらけとか手がつかないところをきれいにしてもらいたい」

男性の家では、腰の高さまで水がきたといいます。

<大内地区に住む男性>

「やればきりがない。本当に。やれば次から次に仕事が出てくる」

なんとか室内に入った水は取り除きましたが、まだ、多くの土が残っているそうです。

<大内地区に住む男性>

「床下はやってもらったからいいけど、また泥が出てくるんだよ。助けを頼みたいけど、頼むのも申し訳ない」

こうしたなか、新たに支援の動きが。

<瀬崎一耀キャスター>

「清水区にある、はーとぴあ清水です。きょうからボランティアセンターの受付が始まりました」

27日から開設されたのは、静岡市社会福祉協議会などが運営する災害ボランティアセンターです。受付は正午から始まり、静岡県内在住者を対象に当面、インターネットで参加者を募ります。

<NPO法人 にいがた災害ボランティアネットワーク 李仁鉄理事長>

「住民の皆さんも戸惑っていたり、何をしたらいいかわからないのが正直なところではないかと思っている。ボランティアの力が少し先を見られるような、そんな希望になって欲しいなと」

ボランティア活動は29日から本格化する予定です。

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