◆横浜DeNA8-3中日
DeNAの上茶谷は6回8安打3失点で4勝目に届かず。直球主体で一、二回は三者凡退と絶好の滑り出しだっただけに、悔やまれるのはリズムを崩した中盤の投球だ。
1─2とした直後の四回。痛恨は先頭の主砲ビシエドへの2球目だ。高めに浮いた147キロを左翼席最前列へ運ばれ、「点を取ってもらった後の本塁打は、勢いを止めてしまうので良くなかった」とうなだれた。
順位こそ確定したが、クライマックスシリーズに向けて重要な登板だった。「1年目は中継ぎで入ったが、やはり先発で投げたい」とアピールに躍起となっていただけに、もどかしさが募る。
それでも、六回2死一、二塁で土田にこの日最速となる149キロを外角低めに投じて見逃し三振を奪うなど、クオリティースタート(6回以上を自責点3以下)で最低限の役目は果たした。
4年目右腕は「得点圏に走者を置いた状況での投球を課題に取り組みたい」と先を見据えた。