<レスリング>【2022年世界選手権・レビュー(2)】男子グレコローマン60kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2022年9月10~18日、セルビア・ベオグラード)


【男グレコローマン60kg級・優勝】
ジョラマン・シャルシェンベコフ(Sharshenbekov, Zholaman=キルギス)

 1999年9月29日生まれ、22歳。2015年アジア・カデット選手権46kg級優勝で国際舞台へ。2017年世界ジュニア選手権2位などを経て、2018年からシニアへ。同年のアジア選手権と世界選手権でともに2位。2019年にU23世界選手権60kg級2位と実力を伸ばした。

 2020年アジア選手権は決勝に進み、世界王者の文田健一郎と対戦。0-4で敗れたが6分間闘う善戦。同年暮れの個人戦ワールドカップでロシア王者のステパン・マリャニャンを破って優勝。翌年4月のオリンピック・アジア予選で1位となって東京オリンピックのマットに立った(7位)。

 オリンピックの2ヶ月後の世界選手権にも出場して銀メダル。今年はアジア選手権イスラム競技大会を制したあと、世界一へ到達した。キルギスの男子としては、この大会の2日目に77kg級でアクジョル・マフムドフが初めて優勝しており、4日目の優勝で同国2人目の世界王者となった。

 ■ジョラマン・シャルシェンベコフの話「2日前にマフムドフが優勝し、キルギスに初めての世界王者をもたらしたことが、私の金メダル獲得に大きなモチベーションと力になりました」(UWWサイトより)

《1回戦~決勝の成績》resultトーナメント表
決 勝 ○[Tフォール、2:29=11-2]Nazaryan, Edmond Armen(ブルガリア)
準決勝 ○[7-0]Sultangali, Aidos(カザフスタン)
3回戦 ○[フォール、0:44=4-0]Hafizov, Ildar(米国)
2回戦 ○[Tフォール、1:27=8-0]Kecskemeti, Krisztian(ハンガリー)
1回戦  BYE


【表彰式】

[2]Nazaryan, Edmond Armen(ブルガリア)
[3]文田健一郎(日本)
[3]Sultangali, Aidos(カザフスタン)


【決勝・動画】
Sharshenbekov, Zholaman(キルギス)○[Tフォール、2:29=11-2]●Nazaryan, Edmond(ブルガリア)

 

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