秘境のまち、三好市。その中でも奥祖谷には、隠れた癒しスポットの龍宮崖公園がある。祖谷一の高さを誇るつり橋に、手つかずの原生林、そして宿泊施設、龍宮崖コテージもあり、毎年訪れるリピーターも多い。そんな龍宮崖公園の魅力を伝える。
徳島県三好市・秘境祖谷の隠れ家へようこそ 子どもから大人まで大自然を満喫できるスポット
龍宮崖公園、徳島県三好市祖谷地域でも奥祖谷と呼ばれる、さらに奥に入った場所にある公園だ。ここは、原生林の四季を楽しむ場所として、立ち寄る人、コテージに泊まる人と、その隠れ家的場所が人気だ。
祖谷一の高さ!秘境の吊り橋からの眺めは絶景
この公園で有名なのは、一番に、吊り橋だろう。ワイヤーの橋だが、その高さはおおよそ70m。
眼下には、エメラルドグリーンの美しい祖谷川が流れる。その高さに、橋の渡りはじめは足をすくませる人も多い。そして橋からの眺めは絶景。季節ごとの木々の色と相まって、美しい景色を見せる。
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スリル満点の吊り橋を渡って龍宮崖公園へ
つり橋を過ぎて、ブナやケヤキ、もみじなどの木々に囲まれた小道を少し上る。公園の木々に囲まれ、公園というより、森の中に入って来た感じだ。木々は生い茂ってはいるが、原生林のため明るく、枝の揺れや差し込む光の動きも心地よい。
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小道を上ったら、左に行くと、この公園で一番大きな建物、管理棟がある。
なお、車で公園内へ向かう場合は、龍宮トンネルの剣山方面への出口のすぐそばから、この管理棟への道路が続いている。
※トンネルの入り口手前(池田方面側)から横に入る祖谷街道には、龍宮崖観光案内所があり、地図やパンフレットなども準備されている。
徳島県の山深く 龍宮崖公園から眺める万夫の崖
この公園内には、龍宮崖コテージ、宿泊施設が併設されている。
旅の途中で公園に立ち寄ることも、コテージに泊まって秘境の山を堪能することもできる。
管理棟に入ると、バルコニー側の窓からは、渡って来た吊り橋の反対側の道が見える。祖谷街道だ。崖に沿ってくねくねと曲がる、危険にもみえる道。この道路は龍宮トンネルが出来る2003年までは、奥祖谷に入る主要道路だった。
一部では、崖をくりぬいたところに道があり、残された崖の部分は屋根の様に突き出たままだ。その仕事には多くの人手を要したことから、地元の人から「万夫(マンプ)」と呼ばれている。
三好市の四季を愛でる 特に秋は紅葉の名所としても人気
龍宮崖公園では、常に鳥の声、虫の音が聞こえてくる。人懐こい鳥、ヤマガラも餌を目当てに、人の手にもとまりにやってくる。
四季もそれぞれに美しい。
春は新緑。黄金色が表面で反射するかのような、若々しい明るい緑色に山がつつまれる。冬の長い祖谷では、この眺めが一番好きという地元の方も多い。
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続いて夏の深い緑。強い日差しの中で見せる落ち着いた緑に、涼しさを感じる。実際その緑の木陰に入ると、ぐっと涼しい。龍宮崖コテージに、避暑に毎夏訪れる人々もいる。
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そして、秋。紅葉の時期。観光客には、一番人気のある季節だろう。木々は、黄色から、オレンジ、赤と様々な色とそのグラデーションで山を彩る。特に原生林のある公園では、その色も堪能できる。
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冬は、残念ながらコテージは冬季休業だが、祖谷はモノトーンの、水墨画のような静寂な風景となる。
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パート2では、龍宮崖コテージの宿泊施設を紹介する。
【次の記事はこちら】 >>龍宮崖公園 パート2 原生林に点在する隠れ家コテージ
龍宮崖コテージ
〒778-0206 徳島県三好市東祖谷釣井438
TEL:080-2981-6221
Website:
営業:4月~11月(冬季休業12月~3月)
料金:宿泊/大人4,110円 小人(小学生・中学生) 2,570円
バーベキュー棟使用料/大人210円 小人100円
龍宮崖コテージ 阿波ナビ
龍宮崖公園 にし阿波
(取材・文・写真: ショーン ラムジー)
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