【2023年版】日本の秋「紅葉」の楽しみ方とベストシーズン

秋にしか見られない紅葉

秋、日本に来る方は、「紅葉」を楽しみにしているかもしれません。紅葉とは、秋が深まるにつれて、赤や黄色に色づく木々の葉のこと。

春に咲くは美しいピンク色ですが、紅葉は、木の種類や時期によって色合いが変わります。幾重にも色が重なる景色は、この時期にしか見られない絵画のよう。

では、紅葉はいつごろ始まるのでしょうか? 紅葉シーズンの気候・服装は? 日本にはどんな紅葉スポットがある? そんな紅葉について知りたい情報をまとめました!

目次:

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紅葉の見ごろはいつ?

紅葉シーズンは

日本各地の紅葉の見ごろ時期と、その月の平均気温を北から南へ順にまとめました。

紅葉の時期はその年の気温や、場所(標高の高さ)などによっても変わります。たとえば、日本一紅葉が早いと言われる北海道の大雪山(だいせつざん)では、8月下旬から山頂で紅葉が始まります。

また木の種類によって2週間程度で散ってしまうものもあれば、1ヶ月程度続く木もあります。1週間程度で散り始める桜ほど短くはありませんが、天候によって早めに散ってしまうこともあるので、見られたらラッキーと思った方がよいかもしれません。

紅葉の時期の気候・服装

紅葉の時期は地域によって異なりますが、おおよそ10月中旬〜12月上旬ごろ。この時期の日本は比較的晴天が多く、空気もさわやかで過ごしやすい日が多いです。

10月は長袖や薄手のセーター、11月はより肌寒くなるためジャケットやセーターを持っていきましょう。12月になるとコートが必要になる場所が多いです。

日本の秋の気候・服装について詳しくは、以下のMATCHA記事をご覧ください。

紅葉の楽しみ方・持ち物

日本では、紅葉を見に行くことを「紅葉狩り(もみじがり)」と言います。「狩り」という言葉がついていますが、実際は山野を訪れて、紅葉を目で見て楽しむというものです。実際に紅葉をちぎったりしないようにしましょう。

紅葉の人気スポットは山道が多いため、歩きやすい靴で行きましょう。肌寒いときのために防寒着があると安心です。また、山の天候は変わりやすいため雨具なども持っていきましょう。気候のよい秋の山を登れば、心身ともにリフレッシュできますよ。

もし紅葉が散ってしまっていても、一度地面をご覧ください。落葉がじゅうたんのように敷きつめられているかも!

日本全国の紅葉8スポット

秋に日本を旅するならば、ぜひ見てみたい美しい紅葉。ここでは、全国のオススメ紅葉スポットを8つ厳選しました。

1.北海道「定山渓」

札幌の中心部からバスで1時間ほどの場所にある「定山渓(じょうざんけい)」では、紅葉の中でさまざまなアクテビティが楽しめます。

写真のようにカヌーに乗りながら、または乗馬しながら……ロープウェイに乗れば、山の上から紅葉を見下ろすこともできます。定山渓は温泉街でもあるので、帰りには温泉につかって疲れを癒しましょう。

2.青森「奥入瀬渓流」

青森県十和田湖から続いている奥入瀬(おいらせ)渓流。およそ14キロメートルにわたって、岩や樹木の間を清流がやさしく、時には激しく流れていきます。

一年中その美しい景色を楽しめますが、秋の紅葉の時期は一帯が鮮やかに染まります。渓流に沿って車道、遊歩道が整備されているので誰でも散策しやすいです。
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3.日光「日光東照宮」

栃木県日光にある「日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)」は、世界遺産にも登録されている、日本を代表する観光地です。日光二荒山(ふたらさん)神社の神橋(しんきょう)付近では紅葉の絶景が見られます。華厳(けごん)の滝まで行けば、高さ約100メートルの滝と紅葉のコラボレーションを見ることも。

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4.東京「六義園」

東京有数の紅葉スポットの1つが「六義園(りくぎえん)」。1702年に造られた、歴史ある日本庭園です。紅葉の季節になると、イロハカエデ約450本、モミジやイチョウなど約600本が紅葉し、園内を彩ります。

また、日没からライトアップが行われ、昼間に見るのとは一味違う紅葉狩りが楽しめます。
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5.京都「瑠璃光院」

京都にある瑠璃光院(るりこういん)は、数ある京都の紅葉スポットの中でも穴場の1つ。光と影、そして鮮やかな紅葉が織り成す絵画のような光景が見られます。

通常は拝観できませんが、春と秋の期間限定で一般公開され、2023年の秋季特別拝観期間は10月1日から行われます。ぜひとも足を延ばしてみては?

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6.大阪「箕面公園」

大阪の有名な紅葉スポットは「箕面(みのお)公園」。自然に囲まれた箕面大滝という滝が見どころで、滝までの道はハイキングコースになっています(※)。

※一部通行止めになっていますが、滝まで歩いて行くことは可能です。詳細は公式HPをご確認ください。

「箕面公園」にはちょっと変わった名物が。実際のモミジを揚げたお菓子「紅葉の天ぷら」です。甘い衣がついているのでおやつにぴったり。病みつきになるおいしさです。

7.広島「紅葉谷公園」

紅葉谷(もみじだに)公園は、世界遺産・厳島神社から徒歩10分程度の場所にある紅葉の名所。約700本のモミジの木があり、例年11月中旬から下旬にかけて紅葉が鮮やかに色づきます。もみじ橋を包み込む紅葉は特に美しく見ものです。

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8.福岡「舞鶴公園」

福岡県舞鶴公園は、福岡の中心部・博多から地下鉄で10分と、アクセスしやすい場所にある紅葉スポット。もともとは江戸時代に作られた「福岡城」という城があった場所で、現在は公園になっています。今も当時を偲ばせる城の石垣などが残ります。

隣接する大濠(おおほり)公園の日本庭園と合わせて、気軽に訪れられる紅葉スポットです。

紅葉狩りの起源

日本人がレジャーとして紅葉を楽しむようになったのは、江戸時代中期ごろとされています。しかし、日本最古の和歌集「万葉集」(8世紀頃)にも、イチョウを愛でる和歌が登場し、その文化の起源をめぐってさまざまな説があります。

紅葉狩り」という言葉の由来も諸説あります。「狩り」というのは、もともとイノシシや鳥など獣を捕らえるときに使われる言葉ですが、貴族が美しい紅葉の葉を拾いに行くことを狩りにたとえて紅葉狩りと呼ぶようになったという説が1つ。

また、長野県の戸隠山(とがくしやま)という山に「昔、旅人を襲う“紅葉”(もみじ)という鬼女がいて、時の天皇の命令によって征伐された」という伝説があり、こちらを「紅葉狩り」の起源とする説などもあります。この伝説がもととなり、伝統芸能の能や歌舞伎の有名な演目「紅葉狩」が作られました。

旅行で便利なレンタカー

全国各地にある紅葉の名所巡りには、レンタカーを使うと便利でしょう。

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ぜひこちらも活用し、日産レンタカーでの楽しい紅葉ドライブを楽しんでくださいね。

さあ、紅葉を見に行こう

古くから日本に伝わる秋の楽しみ、紅葉狩り。ぜひこの時期に日本に訪れた方は、美しい紅葉を見に出かけてみてください。

元記事執筆:Sawada Tomomi

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