恐竜博物館でウエディングフォト♡ 愛知県在住の夫妻「夢がかなった」

恐竜博物館で写真撮影する岡田さん夫妻=長崎市、市恐竜博物館

 長崎市野母町の市恐竜博物館で初めてウエディングフォトの撮影があり、愛知県岡崎市の岡田勇希さん(33)と優佳さん(27)夫妻が撮影に臨んだ。2人は恐竜が大好きで「夢がかなった」と大喜びだった。
 2人は約5年間の交際期間を経て、10月ごろに挙式を予定している。小さい頃から恐竜好きの優佳さんの影響で、幼少期に恐竜が好きだった勇希さんの熱も再燃。共通の趣味に。
 長崎に住む優佳さんの祖母にあいさつをするため、長崎訪問を計画していたところ恐竜博物館があることを知り、2人は博物館に撮影を相談。博物館側もちょうどウエディングフォトを検討しており、有償での受け入れを決めた。
 今月9日、閉館後の館内で撮影。2人は気に入った恐竜の前でポーズを撮ったりして楽しんだ。勇希さんは「恐竜と写真が撮れて、海や軍艦島などロケーションも良くて大満足」、優佳さんは「化石の目の部分から顔が出るように撮った写真がお気に入り」と笑顔で話した。
 撮影を担当した長崎出身のカメラマン、畠山蔵さん(31)=福岡県在住=は「初めての試みだったが、2人の個性を出せた」と胸を張った。
 博物館は、館内でウエディングフォトなど記念撮影ができる事業を来年度にも始める方向で調整したい考え。高江晃館長は「野母崎らしいロケーションで特別感があった。今後も館に愛着をもってもらえるようアピールしたい」と話した。


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